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裁判例を作る弁護士

第1 少年院送致決定に対する抗告申立事件とは? 少年院送致を含む少年審判の保護処分決定に対しては、抗告による不服申立てができます(少年法32条)。 (抗告)少年法第32条 保護処分の決定に対しては、決定に影響を及ぼす法令 […]

55条移送が少年事件において認められる場合

家庭裁判所が検察官送致(逆送)の判断をした少年事件でも、保護処分が相当であるとして逆送後の裁判所が再び家庭裁判所への「55条移送」が認められる場合があります。
本記事では、55条移送の保護処分相当性の考慮要素弁護活動のポイント、55条移送が認められた過去の裁判例をわかりやすく解説します。

少年事件における被害者への配慮

1 少年事件における被害者 少年事件の中には、当然、被害者がいる事件もあります。 少年法の目的は、少年の健全育成を図る点にあります。 そのため、被害者の権利利益を保護するという観点は、成人の刑事手続以上になじみにくいとい […]

少年審判手続の弁護士による解説

少年事件における「少年審判」手続を解説します。 少年審判に臨むあたっては、付添人(弁護士)とともに事前準備を行うことが必要不可欠です。 この記事でその理由を詳しく説明します。 第1 審判の準備の重要性 少年事件では、全て […]

少年事件における刑事裁判と保護処分の違い。

今回は、少年の刑事裁判と成人の刑事裁判、少年事件との違いを説明したうえで、少年の刑事裁判における弁護活動について解説します。  第1 少年の刑事事件と成人の刑事事件との違い  1 少年の刑事事件の手続 少年の刑事裁判では […]

観護措置の肯定・否定事例の紹介。

【参考記事】 第1 観護措置の必要性とは 警察・検察による事件の捜査が終わると、少年は家庭裁判所に送致されます。 逮捕・勾留された少年が家庭裁判所に送致されたときには、多くのケースで観護措置決定がされます。 観護措置では […]

第1 抗告とは 抗告とは、少年審判において家庭裁判所が出した保護処分決定に対して不服申立てを行うことを言います。 少年審判における保護処分決定には、保護観察、少年院送致、児童自立支援施設または児童養護施設送致の3種類があ […]

家庭裁判所に送致された後に、検察官へ再び事件が戻される手続(いわゆる逆送)事件の解説です。

第1 逆送事件とは 少年事件では、捜査機関による捜査が終わると家庭裁判所に事件が送られます(これを「全件送致主義」と呼びます)。これに対し、逆に家庭裁判所から検察に事件が送られるのが逆送です。 家庭裁判所が少年事件につい […]

第1 少年刑務所とは? 少年刑務所とは何かを理解するには、少年院との違いを知ることが重要です。ここでは、少年刑務所と少年院との違いを説明したうえで、刑事施設とは何かを解説します。 1 少年刑務所と少年院の違い 少年刑務所 […]

試験観察期間の少年の過ごし方を説明します

第1 試験観察の方法 1 種類  試験観察には、在宅で行う在宅試験観察と、適当な施設や団体に補導を委託する補導委託とがあります。  さらに補導委託には、少年を自宅等に居住させながら、保護司、児童委員などに補導を委託する「 […]