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緑・黄色・赤の表情アイコンにチェックボックスが並ぶ評価表を鉛筆で記入している様子の画像

刑法39条の責任能力とは何か。
心神喪失・心神耗弱の内容、生物学的要素と心理学的要素による混合的方法、精神医学・判例の考え方、学説上の議論まで、責任能力の本質をわかりやすく解説します。
精神鑑定と裁判の判断との関係性についても、判例の枠組みを紹介しながら解説します。

タイヤがなく自転車が放置されている様子。不法領得の意思の有無を問題とする法的イメージ

窃盗罪・強盗罪などの財産犯では、故意とは別に不法領得の意思が必要とされます。 判例は、権利者排除意思・利用処分意思の2つの要素が必要としています。

故意との違いは?なぜ必要?その内容は?

判例・裁判例の具体例を紹介しながら、弁護士がわかりやすく解説します。

横向きの女性が正拳突きをするシルエット。正当防衛の概念を象徴する画像。

正当防衛は刑事事件で無罪を主張するうえで重要な違法性阻却事由です。

その要件は複雑で、各要件においても客観的状況や当事者の意思など様々な要素を考慮して判断されます。

本記事では、刑法36条に基づく「急迫不正の侵害」「防衛の意思」「相当性」など、正当防衛の基本的な成立要件を弁護士が解説します。

未遂犯の成立を左右する「実行の着手」をテーマにしたイメージの写真

「実行の着手」は、未遂犯の成立を左右する刑法上の重要概念です。
その判断基準は諸説あり、具体的な事例でも細かな検討が必要になります。
本記事では、学説・判例・実務上の判断基準を整理し、弁護活動のポイントを解説します。

共同正犯と共謀共同正犯の成立要件や判例を解説する法律記事のイメージ

共同正犯は、複数人が犯罪を実行した場合に全員が正犯として処罰される概念です。

特に共謀共同正犯では、実際の犯罪を行っていなくとも、刑事責任を負う、難解な概念です。

本記事では、共同正犯の成立要件、主要判例(練馬事件・スワット事件など)の整理、そして弁護上の留意点をわかりやすく解説します。

因果関係の解説と刑事裁判における相当因果関係説・危険の現実化の事例

刑法における「因果関係」は、犯罪成立を左右する重要な要件です。

もっとも、どういった場合に因果関係が認められるかは学説の議論や、裁判例において議論が分かれています。

本記事では、相当因果関係説・客観的帰属論など学説の整理と、危険の現実化をめぐる判例・裁判例の動向を、刑事弁護の視点からわかりやすく解説します。

過失犯・故意犯の違いや裁判例を解説

過失犯は、故意犯と違い、不注意により結果を生じさせた場合に成立する犯罪類型です。
そもそも過失とは何かから、学説上対立があります。
裁判実務でも、結果予見可能性・結果回避可能性・信頼の原則など緻密な検討が求められます。
本記事では、刑法上の過失犯の構造、裁判実務の考え方をわかりやすく解説します。

殺意とは何かを解説する刑事事件・裁判例に関する法律記事の画像

殺意とは何か。
確定的・未必の故意といった殺意の分類や定義、裁判ではどのような事実や証拠を基に判断されているのかをご紹介します。
実務上は、自白のみならず、状況証拠によって認定されることが多くなっています。
ポイントになる状況証拠を整理し、殺意を争う具体的方法も検討します。

刑法38条に基づく故意の概念を解説

故意は、刑事裁判で争点になることが多い要件です。
そもそも、刑法38条が定める「故意」とは何か。

どこまでの事実を認識している必要があるのか。
辞書的な意味の「わざと」とは違うのか。
どこまでの事実を認識している必要があるのか。
故意の内容、過失との違い、学説の整理、殺意を例にした実務の認定方法など、基本的な事項を弁護士がわかりやすく解説します。