
当事務所で実際にお取り扱いした事例をご紹介します。
どのケースも、ゴルフ場から預託金の返還を受けることができず、やむなく弁護士にご依頼いただいたものですが、無事に回収を実現しています。(※ 回収不能となったケースについても、包み隠さず掲載しています)
ゴルフ場側の経営状況や、ご依頼者様のご意向によって、和解の条件(回収率や支払回数)が様々であることも、ご理解いただけるかと思います。
弁護士としての体感ですが、年々ゴルフ場側の対応は厳しくなっています。ご不安な方は、お早めにご相談いただくことをお勧めします。

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任意交渉により解決した事例
以下に、一覧にて掲載します。
表のとおり、返還率や支払回数には大きな幅があります。
これは、ゴルフクラブ側の対応、現実的な回収の可能性、そしてご依頼者様のご意向などによって、和解条件が変動するためです。
| ゴルフ場 | 預託金(額面) | 和解額 | 返還率 | 支払回数 |
| 山梨県 | 130万 | 130万 | 100% | 一括 |
| 岩手県 | 130万 | 130万 | 100% | 18回 |
| 富山県 | 140万 | 140万 | 100% | 12回 |
| 千葉県 | 60万 | 60万 | 100% | 12回 |
| 千葉県 | 240万 | 200万 | 83% | 50回 |
| 神奈川県 | 320万 | 260万 | 81% | 52回 |
| 神奈川県 | 125万 | 100万 | 80% | 12回 |
| 神奈川県 | 130万 | 100万 | 77% | 10回 |
| 千葉県 | 170万 | 130万 | 76% | 13回 |
| 茨城県 | 150万 | 105万 | 70% | 一括 |
| 山梨県 | 450万 | 315万 | 70% | 一括 |
| 埼玉県 | 170万 | 120万 | 70% | 24回 |
| 神奈川県 | 160万 | 110万 | 69% | 20回 |
| 千葉県 | 170万 | 110万 | 65% | 11回 |
| 埼玉県 | 60万 | 30万 | 50% | 一括 |
| 埼玉県 | 280万 | 140万 | 50% | 14回 |
| 栃木県 | 1800万 | 360万 | 20% | 72回 |
訴訟(裁判)によって解決した事例
こちらも同様に、一覧表でご紹介します。
| ゴルフ場 | 預託金(額面) | 和解額 | 返還率 | 支払回数 |
| 岩手県 | 80万 | 80万 | 100% | 8回 |
| 栃木県 | 600万 | 480万 | 80% | 48回 |
| 長野県 | 80万 | 60万 | 75% | 48回 |
| 兵庫県 | 200万 | 150万 | 75% | 30回 |
| 静岡県 | 200万 | 132.5万 | 66% | 一括 |
| 神奈川県 | 160万 | 80万 | 50% | 20回 |
| 奈良県 | 330万 | 165万 | 50% | 55回 |
| 長野県 | 400万 | 200万 | 50% | 120回 |
| 滋賀県 | 80万 | 24万 | 30% | 一括 |
回収不能となった事例
このケースでは、ゴルフ場側が交渉に一切応じず、訴訟を提起しても裁判に出廷しなかったため「欠席判決(こちらの勝訴判決)」となりました。
しかし、勝訴判決を得ても、そこからの回収が極めて困難でした。
まず、ゴルフ場の不動産(土地やクラブハウス)には多額の根抵当権が設定されており、差し押さえ(不動産執行)をしても、回収できる見込みはありませんでした。
次に、預金口座を差し押さえる(債権執行)ため、裁判所を通じて金融機関に照会(第三者情報取得手続)しましたが、該当する口座を発見できませんでした。
また、ゴルフ場内の動産(ロッカーや備品など)を差し押さえる(動産執行)ため、執行官が週末に現地へ赴きましたが、価値のある物品は見当たりませんでした。
当日の売上金(現金)についても、実際の営業は(所有者とは別会社の)第三者が行っていると主張され、差し押さえることができませんでした(第三者占有の反論をされ、現場においてそれを覆すことができませんでした)。
そこで、ゴルフ場側に財産を開示させる手続(財産開示)を申し立てましたが、過去に別の弁護士が同様の手続を行っていたため、今回はその記録を閲覧することになりました。
記録によれば、資金が極めて乏しい状況である一方、意図的に強制執行を免れるため、所有者名義の財産を隠している(回避している)様子もうかがえました。
債権額がもっと大きければ、さらに費用をかけて(財産隠しを追及する)手段も考えられましたが、ご依頼者様のご負担(費用対効果)を考慮し、この段階で回収を断念することとなりました
その内容からは、資金が極めて乏しい状況があるものの、一方では明らかに強制執行を免れるためにゴルフ場所有者の名義の財産を回避している様子もうかがえるものでした。
債権額がもっと大きいものであれば、さらに手を尽くして回収を目指していくのですが、費用対効果の面から、この段階で回収を断念となりました。
ご不安な方へ|よくいただくご質問
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記載のない都道府県のゴルフ場の会員権を持っています。
それでも相談・依頼は可能ですか? -
はい、まったく問題ありません。
当事務所は全国のゴルフクラブに対応しており、一覧に掲載しているのはあくまで事例の一部です。
ゴルフ場によって対応の傾向は異なりますが、掲載のないゴルフ場についても豊富な経験に基づき最適な方針をご提案しますので、ご安心ください。
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「回収不能となった事例」を見て不安になりました。
私のケースも回収不能になりますか? -
回収不能となるのは、ゴルフ場側が「判決を無視し、かつ差し押さえる財産も一切見つからない」という極めて稀なケースです。
事例集に掲載したとおり、ほとんどのケースでは(金額の差こそあれ)何らかの形で回収を実現できています。
ご相談いただければ、そのゴルフ場の経営状況なども踏まえ、回収の可能性を(無料相談の範囲で)見立てますので、まずはお聞かせください。
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回収不能だった場合、弁護士費用はどうなりますか?
「実費」だけ損をしませんか? -
当事務所は完全成功報酬制ですので、万が一回収できなかった場合、弁護士報酬(成功報酬)は一切いただきません(0円です)。
ご負担いただくのは、訴訟を起こす場合の印紙代や郵便切手代などの「実費」(数万円程度)のみとなります(そのため、「実費」だけ損をするリスクはあります。)
当事務所も「回収できる見込み」が低いと判断した場合は、ご依頼者様が実費倒れにならないよう、訴訟に進む前に必ずご意向を確認し、リスクをご説明します。
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回収率が100%の事例と20%の事例がありますが、なぜこんなに差が出るのですか?
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これは主にゴルフ場側の経営状況・回収可能性と、ご依頼者様のご意向によって決まります。
経営が苦しいゴルフ場は「額面の20%なら今すぐ払えるが、100%なら長期分割でないと和解に応じることができない」と主張することがあります。
その際、ご依頼者様が「時間がかかっても100%を目指したい」のか、「早く確実に回収したい(例:50%でも良い)」のかによって、私たちが目指すゴール(和解額)が変わってきます。
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いきなり「訴訟(裁判)」になるのは不安です。
まずは話し合い(交渉)から始めてもらえますか? -
はい、必ず「任意交渉(話し合い)」から始めます。
事例集のとおり、多くのケースは交渉段階で解決しています。最初から裁判を起こすことはありませんので、ご安心ください。
交渉してもゴルフ場側が一切応じない場合や、理事会決議などを理由に支払いを拒否し続ける場合に限り、ご依頼者様と相談の上で「訴訟」という次のステップに進むかを検討します。
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訴訟になった場合、自分も裁判所に行かなければなりませんか?
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ご本人様が裁判所に出廷する必要は、原則として一切ありません。
特にゴルフクラブ預託金の事件では、弁護士のみの対応で終わる場合がほとんどです。
弁護士に依頼するメリットとは?
ゴルフ場が法的手続(民事再生、破産など)に入ると、回収はあきらめざるを得ません。
しかし、そうでなければ、多くの場合において回収することができます。
しかも、弁護士費用を考慮しても、返還される時期や金額面において、ご依頼前よりも条件の良い内容で解決を図れることが多いです。
つまり、ゴルフ場の預託金返還請求は、弁護士に依頼することで損をすることがほぼない類型といえるのです。

弁護士に一任するだけで回収を目指せます。
仮に裁判となっても、ご本人が出廷することはほとんどありません。
「会員権を持っているだけで困ってしまっている。」、「どこかで区切りをつけておきたいと思ってる。」などなど、ぜひご依頼ください。
ほぼノーリスクでご依頼いただくことが可能です。
当事務所の弁護士費用
✍ 当事務所を利用するメリット
- 無料相談、完全成功報酬制の弁護士費用
- 電話・オンラインの活用により、日本全国に対応
⇒ リスクなく弁護士に依頼できます
当事務所は、ゴルフ場の預託金返還請求については、初回無料相談、かつ、完全成功報酬制にて対応しております。
当事務所にご依頼いただいた場合のリスクは、裁判等の法的手続を利用する際の実費(数万円程度)だけで済みます。
電話やオンラインによる相談対応を行っておりますので、日本全国からのご相談に対応しています。
お気軽にご相談ください。
【ご相談方法】
- ご来所
- お電話
- オンライン(Zoom、Google Meet、Teamsなど)


実費のみ、ご負担をお願いしています。
よくいただくご質問
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相談は無料ですか?
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はい、初回のご相談は無料です。
ご相談いただいたからといって、無理にご依頼を勧めることは一切ございません。 まずはお気軽にお問い合わせください。
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ご相談方法は?
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ご相談は、以下の3つの方法に対応しております。
- ご来所
- オンライン (GoogleMeet または Zoom)
- お電話
ご都合の良い方法をお選びください。
※恐れ入りますが、メールでのご相談・お問い合わせには対応しておりません。
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家族の代理で相談・依頼できますか?
(父や母の代理での相談や、相続人が複数の場合のご相談など) -
はい、ご家族様が代理でご相談いただくことも可能です。
ご相談の際に、費用やお手続きの見通し、解決までの期間などを詳しくご説明いたします。
その上で正式にご依頼(受任)いただく段階になりましたら、権利者ご本人様(相続人など)からの委任が必要となります。まずはお気軽にご相談ください。
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弁護士に依頼するメリットと費用は?
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弁護士に介入により、これまで支払いを拒絶していたゴルフクラブからの回収を実現できることが多いです。
また、当事務所は完全成功報酬制のため、実費(郵送費や裁判をする場合は裁判所に納める実費)以外のご負担なく、回収を依頼することができます。
費用は、以下のとおり、①相談料、着手金は無料。
②回収した場合の報酬として、任意交渉は27.5%、訴訟の場合は33%となります。
当事務所は、完全成功報酬制です。
実費のみ、ご負担をお願いしています。
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据置期間の「延長」は有効?同意していない場合でも拒まれる?
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ゴルフクラブに対して、個別に同意をしていない限り、ゴルフ場からの一方的な延長は、無効と評価されます。
例外として、会員が法人組織化している場合がありますが、数としては僅少です。
(参考)
🔗ゴルフクラブ預託金の返還と手続の流れ
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返還請求の「時効」は?
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預託金の返還を請求できる時(一般には、退会申請が受理された時点)から5年です。
退会から5年以上経過している場合には、ゴルフクラブより、返還できていないことを確認する書面(債務承認書面)を必ず受領してください。
(参考)🔗ゴルフクラブの預託金の消滅時効は?
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返還請求の進め方と期間の目安は?
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事務手続(委任状・委任契約書の締結、預託金証書などの資料提供)が終了次第、ゴルフクラブへ返還の請求を行います。
交渉は、2~6ヵ月程度かかります。
それでも解決しなければ訴訟(目安3~6ヵ月程度)へ移ります。
【無料相談】お申込みフォーム
*は必須項目です
ご相談・ご依頼いただく際の資料について
ご相談、ご依頼いただくにあたり、以下の資料などがあると、ご相談・ご依頼がスムーズです(ただ、預託金証書など、紛失されている方も多いので、お手元になくても全く問題ありません)。
- 預託金証書
- ゴルフクラブから受領した書類
- これまでの経緯メモ(退会未了or済、預託金返還に対するゴルフクラブの対応など)


